ネオ・バカップルシリーズ
その2
この話は、
「Crystal Knights Return」第9章「トスカのように」から
リュウとクロードが、スイスの空軍基地で、ルードヴィッヒの大学同期から話を聞いた部分のパロディになります。
そんでもって、
40代以上で
「おれたちひょうきん族」を見ていないと分からないネタです。
「
ルードヴィッヒが、大富豪の令嬢と付き合いがあった事は、ご存知ですか」
マクスは目を丸くさせた。
「そこまでは知らないけど、あいつの彼女なら、一度見た」
えっと驚きの声を上げる。
「どこで…」
「ご令嬢かどうか分からないけどね、一度来たんだよ、大学に」
「その女性、巻き毛のブロンドで、大きな青い目の…」
「そうそう。いやー、目の覚める美人てああいう人なんだろうな。女優かと思ったら、資産家の娘か…やるね」
「ジョセフィーヌは、何故来たんだろう」
リュウがつぶやく。
「へぇ、そういう名前なんだ。うん、あれは随分寒くなった時かな、11月くらい。門の前に立っててさ、鍋持ってたよ、
カレー鍋」
「カレー?!」
同時に叫ぶリュウとクロード
「うん、カレー鍋持って門の前に立ってて、教室移動の最中に気づいたルードヴィッヒが走っていった」
呆然としているメカ分署コンビ
「ちょっと門開けて、二人でなんか押し問答してるの、あいつカレー鍋受取って、でー彼女は中に入りたかったようだけど、それ足で蹴っ飛ばして抵抗してた」
「……」
「でも彼女も負けてなくて、なんかクルクル回って入ろうとするの、もうコントみたいでさwww俺、コメディがバラエティの撮影かと思ってカメラ探しちゃったよwww」
草生やしながら、マクスが続ける。
「で結局、あいつカレー持ったまんまキャンパスに戻ってさ、彼女締めだし
してやんのwww」
↓クロード&リュウ
「えーっ!!カレーだけ受取って中に入れねーの??」
「ひでーっ!!」
笑いながら、マクスが言った。
「それ以降、あいつに付いたアダ名が
『最低男』wwwざまぁ」
PS
「ルーちゃん……さむい」