まじめにぼそ その1

本当はね
このコーナーは、もう少し経ってからアップしようと
思って、いたんですが。

どうしても書きたくなったことがあります。

今、JaccsカードのTVCMで、山下達郎さんの
蒼氓(そうぼう)という曲が流れております。
この曲は1996年にも同CMで起用されたとの事ですが
私がマスメディア上でこの曲を耳にしたのは始めてで、
個人的に、少し驚きました。

私がこの曲を始めて耳にしたのは、今から13年前。
「僕の中の少年」というアルバムに収録されておりました。

13年前と言えば、私の中で星矢熱全盛期時代の頃です。
その時「蒼氓」を耳にして私が思ったことは。


「聖闘士星矢」という話は、この歌そのものではないだろうか


ということです。

....本当は、歌詞を総てここに掲載したいのですが、
著作権の侵害にあたるのと、やはり文字だけではその歌の
持つメッセージ性を伝えにくいと思われますので
まあ、本当は良くないのですが
一部抜粋した歌詞を掲載させて頂き、あとは皆様の関心に
お任せする形を取らせて頂きます。


憧れや名誉はいらない

華やかな夢も欲しく無い

生き続けることの意味

それだけを待ち望んでいたい



「星矢」の最終回のラストシーンを読んでいたとき、
自然に「蒼氓」が頭の中に流れてきました。

もしかしたら....あの話に出できた者たちは、有り余る力や
能力を手に入れてなお、人生の最も根底にある
「当たり前なもの」
が見つからなくて、それを手に入れたいと
そこに辿り着きたいと...切望して悩んでいたのかなぁと、
ふっと思いました。

10年の時が過ぎて私が星矢に舞い戻ったとき「蒼氓」
の歌が人前に姿を現したことが、自己満足に過ぎないと
分かっていても、妙な縁を感じてしまいました。

追記

サイトで「蒼氓」について色々と調べてみましたら、
山下氏の中でもあの曲はかなり特別な位置づけで彼の
音楽の到達点とも言えるそうです。

「この十数年間に私が書いたものの中で、
私個人の思想信条を最もよく表している曲」

と自ら語っていた事を初めて知りました。

自分を削って這い上がろうとするとき、人は...
特に男の人の中には
何か
共通の旋律が流れるのでしょうか

2002/1/10