ギガマキ版「もしも…」 -その2-

前から、思っていた事だったんですが

ギガマ1巻で「裏町のヒマな悪ガキ」とルックスを表現され
星矢と瞬ちゃん氷河に対して「てゆーかてやんでぇべらんめぇ」
口調を崩さなかった盟ちゃん実は

2巻で蓋を開けたら
「元城戸家の御曹司で正義に殉じた正統派聖闘士」
とゆーのが真のキャラクターだったと・・・

このギャップ・・・いやいや、大どんでん返しに何人の読者が
一杯食わされただろーか お願い私だけじゃないと言って
まさにその演技力たるやあの師匠譲りというか
いやきっと、師匠まで見抜けなかったのかもしれない

これを
青は藍より出でて藍より青し
というかどうかは
ここでは問わないとして。

私、葵みどりは心のほんの片隅でいつも思っていた。
でもいけないと分かっていたから今の今まで
小さな胸の奥にそっと仕舞っていたの。

でも、胸は小さいけど腹がでかいので
そのでかい腹から湧き上がってきた想い

せめて、自分の管理しているサイトだから
思い切ってぶちま・・・げふげふ

打ち明けさせて下さい。





どうせならいっそのこと
2巻でも「てゆーか調」のキャラで
突っ走って欲しかった






そんな想いを、今から発表させて下さいお願いします。

なお、この構想かなーり前に考えたもので

まだ、日本が

米国産牛肉輸入を禁止していなかった時代

ということも、敢えて言い訳付け加えさせて頂きます。



-------------ここから本編だよ------------------


※あ、出来れば「ギガントマキア 血の章」お手元に置いて下さい

※そんで出来れば、
197ページとか開いて下さい

※でもって、
199ページまでざっと読んでくだされ。

※じゃ、いきます

※いきなり盟ちゃんの台詞から始まりますが;^^





   * * * *  



「てゆーか、テメーは「機械仕掛けの神」だっつーの」

盟は−−
髪の毛座の聖衣の左右の大盾から、数千、数万、あるいは
星の数ほどの斬糸が吐き出された。

(5行くらい中略)

闇に溶けた斬糸は、たちまち地下神殿の大空洞を、蚕の
繭のように密に埋め尽くした。

「吾は」

(7行くらい中略)

「テュポン、テメーは俺が封じちゃうからなっ!」

(2行略)

「封じるだと」

テュポンは哄笑する。

「盟よ−−−吾の傀儡よ。愉快だな
(一部バカの台詞略)
 そんなものは、またたくほどの一瞬でしかない」

「てゆーか、またたくほどの一瞬だっつの。このガイアとタルタロ…
 (ガチッ)てて!舌噛んじまったじゃねーか!…ここ台詞なげーからな
 次、行ってくれ」

「・・・・」
さすがのバカ神も・・・

「ん、どしたの?台詞忘れたの?次の台詞もなげーもんなぁ!
 2行半だよ、お前の頭じゃ覚えきれねーだろ。じゃ、飛ばして
 俺次ぎ行くぜ「宿命だ」ほい次どうぞ」

「ちっぽけな宿命だ」

「うるせぇ」

「・・・・飛ばしておらぬか?・・・」

「え?」

「吾が「なぜ抗う」と言った後の台詞ではないかそれは」

「ん?…あホントだ(頭ボリボリ)。まーいーや、オメ
 いちいちうるせーから、ついはしょっちゃったぜ」

「吾が…」

「テュポンよ−−バカ神よ…あ、いけね本音でちゃった
 機械仕掛けの神”さまよぉ。先に声かけてきたのは
 そっちなんだぜぇ」

「吾が」

「テュポンもとい−−機械仕掛けのバカ神”。さんよ。
 理由はいらねっつったのもテメーだっつの」

「そうか…?」

「だーかーらー、これは<ギガントマキア 
フェスティバル
 
だっちゅーの!!

「そうであったか」

「てゆーかこれね……”歴史にさえ残す意義のない戦い”なの
 分かる?ゆーあんだすたん?分かったら寝れ、歯は磨かなくて
 いいからさ」

「ならば…またたくほどの一瞬、まどろむことにしよう」

「てゆーか、
ずっと寝てていいよ〜っ!!


                        (おわり)


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で、終わらない訳ですよ;^^

だって…このノリだと

絶対こいつ封印にならないな
というか、自分が封印になるという自覚すらないまま
バカ神だけを封印して自分はすたこらさっさ帰って
来ちゃうなと


思い立った結果が、次の展開です。


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盟が帰り着いた場所は、やっぱり聖域であった。

で、盟は聖域内のとある場所へ

脇目もふらず、一目散に駆けつけた


そこは・・・・




吉野家、聖域店




盟は、自動ドアが開くなり大音響で叫んだ。


「兄ちゃ〜ん、特盛つゆだくで!!
 あと味噌汁と温玉っ!」

そう叫びながら、U字型のカウンターに座って店員の
出した水を一口で煽る。

「ぷはー!あー、あっつい所にいたからノドカラカラ…
 …兄ちゃーん、水もう一杯」

「へい!…あ、いらっしゃいませー」

その時、自動ドアから一人の客が入ってきた
その客は、盟を視界に入れるや否や一瞬目を疑い
盟もその相手と目が合う


「じ…助祭長…?!」


「め……盟か?」


「なんでここにいるんですかぁ?!」


「………」

自分の台詞を先に取られて、ニコルの思考が一瞬飛んだ。
気を取り直して、厳しい表情のまま詰め寄るように
盟の隣の席に座る。

それは私が言いたい!盟、お前こそ何故ここにいる?

「そりゃ、腹減ったからですよ。お☆特盛きたっ!!

盟は特盛り+つゆだくを前にワクワクしながら箸を割った。

「腹へっ…そうじゃなくてな!

「なんすか?俺が吉野家来ちゃダメって事ないでしょ?
 そんな助祭長こそ、吉野家来るなんて意外だなー(ニヤニヤ)

「いや、たまにはな(汗)」
「ご注文、何にしますか?」
「あ、牛鮭定食お願いします」

「じゃ、俺はお先してますよ☆いっただきまーす!!」

そうじゃなくてな(テーブル拳でドン!!)

「(ガツガツ)…なんすか(モグモグ)ほれ腹へっへんらから
 はやく食わひてくらさいよ(ハグハグ)」

「米粒を飛ばすな!!だからなんでお前……」

「(ゴク)あっ!!

「…なんだ?」



「助祭長、なんで生きてるんですか?


「…いや、だからそれは私の方が…」

「だって助祭長、あんとき心臓をビューッ!…て
 牛鮭、来ましたよ」

「ああ(箸パキッ)実はな…(ズズ)」←味噌汁

「はい…(ガツガツ)」



「急所、ズレていたんだ」



「そりゃ良かったですねぇ!」

「ああもう、米粒を散らすな!!…それにな盟…」

「あっ!!」

「どうした?」

「あの…その流れで行くと…ユーリさん」

「(ングング)…彼女な…」

「はい(ズズー)」←これも味噌汁

相手に幻覚見せるの、うまいんだ(パク)」

「てぇと?」

「倒されたと見せかけて死んだフリをして、
 隙があったらと…そういう作戦だったらしい」

「…墓、入れちゃいましたよね(汗)」

「曲がりなりにも聖闘士だ、自分で這い出して…
 泥だらけで私に文句言いに来た。
 ちゃんと生死確認してから埋めてくれと」

「そりゃ…大変でしたね。あーでも、生きててよかったなあ☆
 記念に兄ちゃん、大盛追加ーっ!あ、つゆだくね

「まだ食うのか?そう言えばユーリ、お前にも文句言ってたぞ」

「なんでぇ!?」

「自分がパラス倒すはずだったのに、盟にお株奪われたとか」

「そりゃねーよ…(涙)…俺は敵討ちとして一生懸命…」

「まぁ、それは置いておくとしてな、盟、おまえこそ…」

「あでも!!」

「なんだっ?」

「ユーリさん、髪の毛は…?…あれも幻覚?」

「切られたのは本当だ、捨て身の戦法だったらしい」

「うっわー!じゃ今ショートカット?」

「ああ…ショートというよりは…なんて言ったかな、日本の
 歌手でヒッキーとか…」

宇田多ヒカル?ヒッキーカットにしたんだ!初期のね
 それもいいかもなぁ☆」

「そ、それだ。しかもあいつな…」

「はい?」

「髪を切られたのは戦いの最中に起きた災害だからといって
 美容院代を労災で請求したんだ!」

「うわー…女ってそゆとこ怖いな…結局決済下ろしたの?」

「女神の押しもあったしな…仕方なく」

「髪は女の命ですからねぇ☆お、大盛きたきた!!」

「ところで盟」

「はひ?(モグモグ)なんすかー?」

「お前は、何でここにいるんだ?

「(ング)さっきも言ったじゃないですか腹減ったって!!
 あーもう!こちとらバカ神倒すっつー大仕事成し遂げて
 めっさ腹ペコなんですからーっ!!それこそユーリさん
 みたいに、牛丼代労災で請求したいですよ(ガツガツ)」

完全に倒してないだろ!!
 お前がここにいるって事は」

「(グッ)…なんでぇ?」

「(頭痛)…あのな、私がお前にコーマ聖衣の説明はしたな」

「うん」

「忘れたのか?」

「ちゃんと覚えてますよぉ、俺だってそこまでバカじゃね…」
「だったらなんで帰ってきた?」

さっきから引っかかりますねその言い方!!
 なんすか?それじゃ俺に聖域に帰ってくんなって?
 じゃあシチリアに戻れば良かったんスか?」

「それも違う…(額に青筋)あのな」

「ふぁぃ(ガツガツ)」

牛丼かき込みながら人の
 話を聞くな!
そんな態度だから
 コーマ聖衣の宿命話半分に受け取ったんだろ」

「(ング)…ごっそさん(ゲフ)じゃあ、俺からもっかい
 おさらいしていいですか?助祭長の言ったこと」

「ああ、聞こう」

「だからー、一輝がちゃーんとバカ神本体はキレーに
 焼却してくれた訳ですよ」

「それはフェニックスから聞いた」

「んで、バカ神の中身がオロオロした所でね、こっから
 俺の出番でしょ?ちゃーんとキメましたよ」

「……(テーブルトントン)

「眉間にシワ寄せないで下さい。だからね、俺のコーマ聖衣から
 シュワーッて糸、目一杯出してバカグルグル巻きですよ☆」

「ほう…(トントン)」

「ち…ちゃんとコーマ聖衣全部ほどいてぇ、もーバカ神
 ミイラみたいにガッ…チリ巻いてぇ身動き一つとれねー
 状態にして来ましたよ!!なんか間違ってます?」




「思いっきり、間違えている」




「そんな額全部に青筋立てて詰め寄んねーで下さいよぉ!
 助祭長が言ったとーりにしたのに…」

「その後私は、何と言った?

「へ?…んっと
 バカ…テュポンを封じるには、コーマの
 聖闘士の意思も伴う」
ですよね?」


「そこまで覚えてたんなら何故帰ってきた!


えええ?俺ちゃんとやりましたよ!!」


「何を?!」

「必要なのは俺の意思でしょ?
 だから必死に願かけて来ましたよ

 「頼むからもう永久に目ェ覚ますなよー」とか

 「も、そのまんまずーっと永眠したほうが
 世のため人のためだぞーっ」
って、必死に祈って

 意思いっぱい注いできましたよ」


お前はそういう解釈をしてたのか…(ガタガタ)」

「あー助祭長、椅子から崩れ落ちねーで下さいよ。
 周り変な目で見てるじゃな…」
「誰のせいだと思ってる!!」


「わっ!!サケ臭い息で怒鳴んないで下さい!
 あ、酒じゃなくてね、魚の方」

そんな事はどうでもいい!!
 お前「意思」の解釈完璧に間違えたなっ!

「うぐぐぐ!首根っこ捕まえて揺らさな…牛丼逆流しま…」

「あのな」

「ゲホ…はい?」

「お前の意思という事は、お前のコスモと魂も伴うんだ」

「はあ…」



「だからな、露骨に言ってしまうと盟。
 お前はテュポンと一緒に
 封印されなければならない
んだぞ」


「えーっ!?
 やだよそれーっ!」




「や…やだと言ってもそれがお前の星宿…」

「なんで俺、この若さでしかもギガマ本編に登場してまだ二週間くらい
 しか顔出してない
のに…しかも大半は意識不明で寝込むしさ。
 
なんでバカ神と心中しなきゃなんねーんですよ?!

「そうしないとバカ…いやいや…テュポンがすぐ
 目覚めるんだっ!!」


「それなら大丈夫ですっ!」

「なんだその妙な自信は?」

「てゆーか俺だって、バカ神に二度と再生なんかして欲しく
 ねーですよ。第一、あいつのお陰で一番被害被ったの
 俺
ですからねっ!!」

「しかし今のままだと、またお前ならず全世界に被害が」

「だからそーならないようにね、この盟様、ちゃんと占め
 怠ってませんよ(えっへん)」

「(トントン)…その自信の根拠を、聞こうか?」

「まーた額に青筋浮かべてぇ。いい男台無しっスよ」

「お前の返答次第だ。場合によってはアリマ火山に
 強制送還
だぞ!!」

「へぇへぇ。だからですね、バカ神グールグールのギッチギッチに
 巻いて巻いて、固定した訳ですよ」

「…うむ…」

「で、すっかり身動きが無くなって石みたいになった状態
 を見計らってですね」

「ああ」

「落ちてた棒っ切れ拾って、それでツンツンつついて
 それでも反応しねーの確かめましたよ。ね☆」


「バカかお前は!」


わっ!!そ、それだけじゃないですよ!」

「なんだっ?!」

ミイラ状態のバカ神、棒でぶっ叩きながら

 「おーい、ノータリンのバカヤロー」とか

 「悔しかったら出て来いこのヘタレー」とか

 「お前のかーちゃんでーべそ」とかとか ガイアが怒るよ・・・

 色々挑発したけど、何も反応なかったですよ

 で、これで封印成功と…あがががが!


(ニコルさんは、怒りのあまり盟の口をビローンと引っ張ってます)


「やっぱりお前・・・
封印
されて来い!
 一緒に封印された方が
世の為だっ!」



「ひひひ…ひでーよ助祭長っ!
 年下の俺に先に死ねってあんまりじゃねーかっ!!」


星宿だと言ったろう!それに、何の為にお前に
 高額の手当を支払っていたと思ってるんだ?!」

えーっ!あの「封印手当」ってそーゆー意味なの?
 ひでーよ!詐欺だよ助祭長っ!!」


「ちゃんとアテナの決済はもらっている!」

沙織もなの…(涙)…おっし分かった助祭長っ!

「お、やっと決心がついたか」

「ああ、俺もだからな。自分の責任は自分で取るぜ」

「そうか…まあ…そう言われると、辛い気もするが…」

「あの手当分な…」

「ああ」

「使わないで、財形に回してたんだ」

「?」

「だから、それ全額聖域に返済する。
 それでチャラだよな☆



「そういう問題じゃないっ!!」



                        キリが無いので(おわり)