「ハンサム侍」

基本、ウラシマン創作お笑い部門の傾向は
日テレのノリ が、多いんだけど
(意図的ではない、自然の流れでそうなった)

かなり好きなお笑い番組の中に
『笑う犬』があるのね、フジ黄金期ね

でー、ウラシマンで『笑う犬』のコントやるとしたら、何がしっくり来るかななんて徒然思って
一番ハマったのが

クロード=ハンサム侍

だったわけ。

だから、それで書いてみる。

ちなみに、元ネタの動画はこれ



場所、時代劇の(安っぽい)セット。
「上半期つきあいたい男ランキング」の札の前にいる和服女性陣&丸メガネ丁稚スタイルのリュウ。
今のうちに女性陣メンバー挙げておくわ。

ソフィア(和服)
ミレーヌ(和服)
キャット(和服)
ジョセフィーヌ(和服+頭に金の輪)

「なーんてこったいこりゃー!!ハンサムさんが2位だよ」
「最近ちょっと天狗になってるからじゃないの?」
「ソフィアー」

「天狗?!それは僕の鼻が高いって事かい?」

背後の寿司屋の扉が開いて、何故かディスコにいるような女性達を連れ立って出て来るクロード(←桜模様の和服)

「一位一位と分かっていても、この目で確かめてイイ気になりたい。
だって僕は、超稲妻ハンサムだから☆」

ディスコ女性に、手を振る。

「OK、またおごってねー」
「じゃねー」
「またねー」
「…ばいばーい」

ツンと出てくるソフィア

「いい気なものね、それだから、本当に2位になったって知らないんじゃない?」
「なにーっ?!2位ぃ?」

ガバっと立て札に近寄るクロード。

「はっ?なんだこの1位のニセハンサム侍ってのは??」

「俺たちが教えてやるぜーーっ!!」

傘かぶってダダダった出て来たのは。

「おれたっちブサイク、三兄弟☆」

「三男、ホーク!!」
「次男、シャーク!!」
「長男、ベアー!!」

「ブサイクーーー!!」

※ウルフさんは、今回の企画に納得していただけなかったため、出演してません。

縋るように問いかけるクロード

「ブサイクスティンガー…じゃない…ブサイク三兄弟!!ニセハンサム侍っては、一体何者なのか教えてくれ!!」

「なんだよ気になってんのか?…ニセハンサム侍ってのはな、俺たちがお遣えする、最も尊敬するお方だよ!!」
「…そいつは、そんなにハンサムなのか??」 うん

「ニセハンサム侍様、出番ですーーーー!!」

突然流れるBGM
「Crystal Knights NECRIME」
に合わせて、背後の階段を降りて登場してきたのは...

クロードとおんなじ柄の着物で、老婆を背負っているルードヴィッヒ
って、老婆役はバーさんカツラ被ったヒューラーだったりする。 志村けんかwww

「偽の愛でも愛は愛……大丈夫ですか、おばぁちゃん?」
「すまないねぇ~」
「…ステキなレディを負ぶったので、胸がドキドキしている…これはお礼だ、とっておいてくれ」

と言って、青いバラを渡すルードヴィッヒもといニセハンサム侍。

「あ、ありがとう~」

ヒューラー、なんで頬赤らめてんの?

「女性は誰でもお姫様、誰が呼んだか、ニセハンサム侍!!」

クロードもといハンサム侍が近づいて一言。

「うわー、いろ、しろっ!!」

「キャーーっ!!ニセハンサム侍様~」

黄色い悲鳴と共に、女性陣がニセハンサム侍に駆け寄り取り巻く。
当然、ハンサム侍ははじき飛ばされる。

「え、おい!!どこがいいんだ?!悪の組織の親玉だぞ!?」

ズイっと出てくるブサイク三兄弟。

「このニセハンサム侍様はなー、マメでとぉ~っても優しいんだ」

ブサイク三兄弟に気付くニセハンサム侍

「あ、お前達」
「はい!!ニセハンサム侍さま☆」
「先日の金庫破り、見事だった」
「ああ、いえいえいえいえそんな」
「それで、私からのプレゼントだが…」

なんかチケット三枚取り出す、ニセハンサム侍

「これは…?」
「箱根高級旅館の無料招待券だ、受取ってくれ」

驚くハンサム侍
「うわーっ!!マメだーっ」

はしゃぐブサイク三人
「わーっ、個室露天風呂付きだよ~」
「このチケットは、来年3月末が期限だから、忘れずに使うように」
「ラジャー!!」  これなんてフロシャイム?

くるっと女性陣に振り向くニセハンサム侍ルー。

「ミレーヌ」
「はい…」

グッチのハンドバックを差し出すニセハンサム。

「来月、誕生日だったね、それの前祝だ」
「ええ?!いいの?」
「ああ、君にとって目出度い日は、私にとっても嬉しい」キラキラ

↓ハンサム
「えっ?誕生日当日だけじゃなくて、前祝もするの?」

次に、ソフィアを見るニセハンサム

「君にも、記念の品だ」

そう言って、シャネルのポーチを渡す。

「えっ…私、今月も来月も誕生日じゃないわ…」
「今日は、私と君が出合って、3回目の記念日だからな」

↓ハンサム
「3回目でプレゼント?敵味方で?しかもシャネルぅ??」

次に、ジョセフィーヌ(輪っか付き)に向き合う

「おめでとう」
「えっ?」
「今日は、君の命日だったね」
「覚えててくれたの?嬉しい~」

浮かれているジョセフィーヌに、マカロン5個入りを渡す。

「好物だったろ?」
「えっ?!確かに好きだけど…あの…」

ミレーヌとソフィアをチラチラ見る。

「向こう、グッチと…シャネル…で私マカロン…?」

フッと笑うニセハンサム侍

「食べるときは気をつけて、どれか一つに、ティファニーリングが入ってるから」
「きゃあ~嬉しい~!!」
↓ハンサム
命日にティファニー??…てか命日って祝うもんなの??」

女性陣に囲まれてチヤホヤされているニセハンサム侍をボーゼンと見ているハンサムクロードの肩を、ベアー長男が叩く。

「今回ばかりは、お前の負けだな」

焦って、女性陣の輪に入っていくハンサム侍。

「ソフィア!!お前は俺たちの仲間だよな?!根っからのハンサム侍ファンだよな??」
「うるせーーんだよっ!!」

と言って、死ぬほどハンサム侍をどつき倒すソフィア。
がっくりと膝を付いているハンサム侍に、冷酷に語る。

「女性はね、ただハンサムな男より、例え悪の組織でも、マメで優しい男に惚れるものよ」
「ホホホ、色男さんも形無しね~」

ぞうりでハンサムをグリグリ踏んづけるキャット(和服)

ガーーン!!

突然、前面に出てくる丸メガネの大木リュウ

「説明しよう!!クロードもといハンサム侍は、ここ数年ハンサムに胡坐をかいて、女の子にハンカチ一つプレゼントしなかったのであーる!!……ざまぁww」

「…やっぱり、俺がまちがっていたのか?」

がっくりしているハンサム侍クロードに、背後から声を掛けるニセハンサム侍ルー

「おまえも、もう少し賢く振舞った方がいい、女というものは甘い言葉とプレゼントで、簡単に堕ちるものだ…それが、悪の美学(フッ)」

ハッと気が付くハンサム、そして立ち上がる。

「やっぱり、ここは正々堂々と謝ろう」

女性たちに向かうハンサム。

「みんな聞いてくれ!!…俺は最近まで、調子ぶっこいてました。心から謝ります。
 ご め ん な さ い」

「キャーッ☆ハンサム様~」

と、女性が全てハンサムを取り囲む。
うろたえるニセハンサム侍

「ど、どうした…皆どうしたんだ…」

刀を抜くハンサムクロード

「よぉーし!!かかってこーい!!」

BGMは「Get Wild」でよろしくね  神谷つながり

「今日は『斬られたら、ジブリアニメの台詞で死んでいく剣』であの世へ送ってやろう!!」

それに対し動揺するブサイク三人とニセハンサム侍

「えっ!?タツノコって聞いて!!」
「タツノコアニメじゃないの??」
「タツノコは??」

「うるさい(チッ)…気が変わった。いくぞーーー!!」

最初に、三男ホークとやりあうハンサム。

「まずお前は…『風の谷のナウシカ』ーっ」

ズバーッと斬られるホーク。
ヨロヨロしながら、池の側まで来て

「えっと……ラン、ラーララランランラン♪ドバァ!!」

池に落ちるホーク。
次は、次男シャークと殺陣シーン

「さー貴様はー『紅の豚』の~ポルコ・ロッソ以外でっ!!

ズバッと斬られ、また池の側に来るシャーク次男

「…いい娘だろ?手、出すなよドバァ!!

そして長男ベアーと殺陣

「貴様…貴様は…『崖の上のポニョ』!!」

ズバッと斬られて、池の側に立ち少し考えるベアー

「……はむーーっ!!ドバァ

ハンサム、肩で息しながらニセハンサムの腕を掴む

「ルードビ…じゃない、ニセハンサム…」
「えっ、私も…私もなのか?」

ニセハンサムの袖を引っ張って、池の側に立たせる

「ニセハンサムお前はぁ~…『もののけ姫』っ!!」

ズバっと斬られて、暫し考える

黙れ小僧!!おま…ドバァ 」

ニセハンサム、池に転落

クロード、決め台詞

「ブサイク憎んで人を憎まず、ラ・ハンサム侍(ビシッ)」

「キャーーー!!ハンサム様~」

と駆け寄ってくる女性たち。
ソフィアが語りかける

「これで、一位に繰越ねキャイン」
「どりゃぁっ!!(ズブッ!)」

と、ソフィアに刀を突き立てる。

「ハンサム…様…」
「ソフィア、お前が一番ハラが立つ…」
「なんで…」

ソフィアをずいずい池に近づける

「ソフィア、お前は…」
「あたし?あたしラピュタでいいんでしょ?」
「お前は…」
「ラピュタよね?ラピュタ!ラピュタ!!」
「お前は……『ゲド戦記』!!」

ズバッと斬られて、立ちすくむソフィア

「えーと…こーころを、なにに、たとえよぉ~♪…すいません、これ見てなドバァ!!

池に墜落するソフィア
何故かまだルードヴィッヒが漂ってるし。

「オーケー?無重力ディスコでフィーバーしよーー!!」
「キャー!ハンサム様~」

全員がいなくなったセットで
また大木リュウが前面に出る

「てかこのシリーズ、俺の出番メチャ少ないじゃん!!」