最終話…裏話


この話は、ウラシマンのラスト3話にかかわる
壮大なネタバレを、含みます。
なので、これを読む方は最低でも
48・49・50話は、確実に観て下さい。

見なくても読むよっていう方は

本当に、覚悟してください。

これ、読んだ後に見ると

ラスト3話、つまらなくなりますよ!!






いやマジで

ちゃんと本編見た方がいいですよ!!









熊「ホンマに、ええんですか?」


鷹「これ読んだ後にTV本編見ると、本当につまらなくなりますよ」


鮫「ええか〜ええのんか〜?」


熊「鮫ちゃん、意味ちがう意味」








そして、ここから始まります。

メンバーは、ベアー・シャーク・ホーク・クロウの喪男三人+新人でいきます。

熊「という訳でな、わいらクスリタル・ナイツのな、命張った最大の脱出劇の」

鮫「裏で、何がおうたか」

鷹「…言ってしまいますか」


烏「あ、えらい楽しみでしたそれ。だってあれ…ボク本当に騙されましたもの!!
皆さん亡くなってしまったかと思って、マジ蒼白になりましたよ」
熊「お前もジタンダと同じかwww」
烏「はい、気持は分かりました。てか彼だけ蚊帳の外だった訳ですか?」
鮫「あいつは、考えてる事が顔に出るタイプやさかい、絶対教えんなと」
鷹「ご命令が、ありました」

烏「あ、それで最初に伺いたいのがてすね…やっぱり…」

三人、こっくり頷く。
烏は、自分の左腕をツンツン指した。

烏「あれ…本当に、刺したんですか?」

三人、深くウンウン頷いた。

熊「おお、あれは刺しとる、マジ刺しや」
鷹「見事に、貫通しましたね…」
烏「うっわ〜!!痛い痛いマジ痛い!!」

鮫「その痛さがな、どうしても必要やったんやと」
鷹「フューラー様を欺くには、その位の緊迫感が無いと難しいという事でした…」
烏「…だって、アレ下手すると、左手動かなくなった訳でしょ?」
熊「神経組織壊してもしゃーないってか…ま、死ぬよりはマシやという事や」
鷹「そういう大胆さが、尊敬は出来ますね」
鮫「俺らもそれで助かった訳やし、一生足向けて寝られへん」

烏「すごいわー。で、あれ…片方だけ義手?それとも両方?」
熊「両方義手。片っぽだけやったらバランス悪いやろ」
鮫「そそ、両腕は服の中に入れて、義手はリモコンで動かしたっちう事や」
烏「なるほどなるほど。しかしそれでも、ナイフ貫通ですからね…ボクやったら考えただけで…下がヒュッでなります」
熊「玉ヒュッwwwかwww」

鮫「まー、刺される方は肉体的にプレッシャー高いけど、刺すほうが、精神的プレッシャーは高いな」
烏「ミレーヌ姐さん、根性ありますね」
熊「本番まで、大変やったで。もうずーっとピリピリしたり凹んでたりしてましたわ姐さん」
烏「あれですね、位置間違ったらアウトですから、なんか目印付けてたとか?」
鮫「うんにゃ、そないな事して、先代はんにバレたら水の泡や」
烏「ほえ?印無しですか??」
熊「あーでも、リハの時にな、姐さんちょっ…と、爪の先でちょっとだけ、目印付けてたわ」
鷹「あーはい、爪でちょっと押してましたね」
鮫「『ここ?ここ?ここでいいのね?!』とか何度も確認とってましたわ」

熊「もー、あん時の姐さんはごっつテンパっとってな、終いには壁に向かって座り込んで、ふかーい溜息ついて…」
鮫「それを、キャット姉さんが必死に励ましてんねん『ミレーヌ様だったら大丈夫です!!』とかなんとかフォローして」
鷹「それで少しは気分もどるんですが…」
熊「また少し経つと、壁に向かってハーッ!!て溜息つくねん…」
鮫「ほんでまたあのお方が、リハ終わってワイン出してきて飲もうとしてなwww」
烏「ホントに好きですね、酒」

熊「なんぞ、景気づけや言うて飲もうとしたら姐さんが『何飲んでるの?!』って怒り出してんwww」
鷹「『酔ったら出血激しくなるでしょ!!人の気も知らないで!!』って」
鮫「また怒られとるしwww」
熊「そんでまた姐さん壁に向かってハーッて溜息ついて」
鮫「また姉さんが慰める、そのローテーションwww」
鷹「なんか『お父様来ないで…』とか言ってましたね」
熊「聞いた聞いたwww『お父様消えて、もう消えて』とかぼやいてたwww」
烏「実の娘にdisられてますか、先代さん」
鮫「disりたくもなるわホンマ」

熊「でー、姐さん落ち込んどるのに、ウルフ兄さんはしゃぐはしゃぐ」
鷹「はい。テンション高かったです」
烏「え?あのお人が…?ま確かに、本番でも勢いは凄かったですが」
鮫「前半は兄さんの一人舞台やもん。台詞もイチイチかっこええし」
烏「動きキレッキレッでしたね、バク転びびりました」
熊「あれな…シナリオん中で、一番嬉しい見せ場があったからや」
烏「どこ…ですか…?」
鮫「当ててみい、すぐに分かるwww」
烏「あー、あのー…もしかしたら、ですよ」
三人「うんうん」
烏「これっ?多分これっ?」

烏、姫抱っこ上げのジェスチャーする。



三人「正解」


鮫「せやwwwそ、姫抱っこwwww」
熊「もー、何回もリハやってんww」
鷹「姫抱っこして、最後の決め台詞、リハの間嬉しそうでしたね」
烏「姿勢も台詞のキレも良かったですしね、やっぱそうでしたか…」
熊「あ、一つ言うとくで」
烏「はい?」
熊「別に兄さんな、アレの気は全くあらへん」
烏「アレっていうと…アッーとか」
鮫「そ、ウホッといかいう方向な、嬉しいのはそこやない」
鷹「力関係を、見せ付けるって事ですよね…」
熊「そそ『俺いっちばーん!!』って所を見せられるっちう事に燃えとる」
烏「あー、じゃそこで『兄さん!!ボクが姫抱っこ代わります!!』なんて言ったら…」
鮫「おまっ!!それこそコロチュバーン!!されてまうでwww」
熊「コロチュきたwwwコロチュやめいwww」

鷹「『姫抱っこ、かわります』」
熊「『コロチュバーン!!』」
烏「もうコロチャないで!!」

    wwww
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烏「あー、でー」
三人「ん…?」
烏「リハの間、あいつ…ジタンダはおらん訳ですよね」
熊「うん。用言いつけておん出した」
鷹「あれにネタバレは禁止令が出ましたから」
鮫「ま、とにかく長い時間出さなあかんかったから、ちいと面倒な使いさせたわ」
烏「どんな?」
熊「電気屋に行って、RS-232Cケーブル8pinタイプ5mを2本、10m3本買うて来い言うたわ」
烏「うわっ!!それメチャメチャ敷居高いじゃないですかwww」
熊「実際に存在するけど、もう手には入りづらい品やしな『これ無いとイクシオンファイル作動せんから、急いで買うて来い』言うて追い出したwww」
鮫「俺らとしては、そのまんま計画終わるまで帰って来なくても良かったんやが」
鷹「本番直前に、戻ってきました」
烏「ええ??買って来たんですかRS-232Cケーブル?」
熊「おお。なんや量販店2つ回って、5mしか無くて…道端のちっさい電気屋で10m置いてあったとか」
烏「あー、古い小さい店だと、在庫ありそうですね」
鷹「変な時に変な本気が出るんですよね、彼は」
鮫「こないな時に本気出さんでもいいのに、RS-232C相手に本気出すなww」

熊「でー、ちょうど先代はん来よった時に帰ってきてしもたんで、とりあえず姉さんが壷持たして姐さんとは逆方向に立たせたわ」
烏「ああ、背中見せるとナイフばれますからね」
鮫「おれら、そん時地面に潜ってスタンバイ最中やったしな。姉さんヒヤヒヤやったとか」
熊「聞いた聞いたwww『ケーブルは?ケーブルはいいのどすか?!』って叫ぶのを必死に壷押し付けた言うてたwww」

烏「はー、本番も大変そうでしたが、裏舞台も色々大変だったんですね」
熊「一世一代の大芝居やったしな。あの、最後の爆破あるやろ?」
烏「はい。もードッカンドッカン行ってましたね、マジで死んだと思いましたよ」
鮫「ま、そこらへんはな…脱出のタネは仕掛け済みやったが」
熊「爆弾が、大変やった…」
烏「凄い量…でしたよね」
鷹「あの方の意向で、フィナーレだから、在庫全部使えと…」
熊「んで、俺と鮫ちゃんが爆発物の設置担当やったけどな…」
鮫「設置の最中で、ヤバイ爆弾見つけてしもた」

烏「ヤバイって…核?」

熊「そwwれwwはwwヤバイなんてもんやないwww」
鷹「核とは、また違ったレベルのヤバさです」
鮫「クリスタルナイツ憲章、第38章第15項にひっかかるアレや、覚えとるか?」
烏「え?ええええ…あああ…憲章に一通り目は通しましたが…(汗」
熊「ま、覚えとらんのも無理は無い、ネクライム時代には無かったしな」
鷹「はい、これが憲章ハンドブックです。読んで下さい」

鷹、烏にハンドブックを渡す。
ハンドブックペラペラ捲って、読み上げる

烏「えー『ドクロ爆煙がでる爆破物の使用禁止』』…ぶっwww」

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烏「えええ?これって、アレですか?!ドカーンと爆発すると」
熊「ドクロの形の煙どーんの、アレやwww」
鮫「あのシリーズご用達や!!www」

烏「えええっ!?あれって、CGとかじゃなくて、ホンマにあの形に出てる訳ですか?」
熊「まあな、みんなTV越しにしか見ぃへんから、あとでCGとかで編集しとると思とるがな」
鷹「あるんです。タツノコ様ご用達ドクロ爆弾
烏「はー、今知りました…」
鮫「作ってる業者があるんや、確か荒川区のほうに一件か?」
熊「せや」
烏「でも…ネクライム時代の憲章に無いって事は、その時は容認されてたんですか?ドクロ爆弾」
熊「ちゃうちゃう。その時は口頭ちうか、場の雰囲気で使こうたらアカンのは、みんな知っとった」
鮫「で、クリスタルナイツになって、具体的に書面化した訳や」
鷹「なんでも書面化するのが好きな、ドイツ人の特性ですね」
鮫「憲章、3倍の厚さになってもうたでwww」

烏「はー、で、そのドクロ爆弾がもしかしたら…」
熊「そ、土壇場になって、在庫にまぎれとったの」
鮫「もー、あの業者、何回言っても分からんやっちゃ!!」
熊「タツノコ様ご用達言うてもな、ドクロはあのシリーズでしか使わんし、俺らの番組には納入すんなっ!!て口酸っぱくしてもたまに持ってきよる」
鷹「業者の中継ぎが悪いのか、人の入れ替わりが激しいのかは分かりませんが…」
鮫「そんでな、最後の爆弾設置の最中に…ドクロまぎれとって、俺と熊ちゃん真っ青や!!」
熊「もー時間あらへんのに、一から爆弾のチェックと、ドクロの不発処理にアタフタしてもうたわ!!」
鮫「俺ら爆弾相手にアタフタしてる背後で、姐さんは溜息ついとるわ」
熊「兄さんは何度も姫抱っこリハしとるわ…てんやわんややったなwww」

烏「なんか…えらい楽屋裏だったんですね」
鷹「…楽屋ですよね…こうなると」
熊「まーな、これでチェック漏れた状態で、一斉爆破はじまったら…」
鮫「俺らが総ぞろいで、兄さんが姫だっこして決め台詞ドングリに言って」
鷹「アジトの所々から爆破が始まって…」

熊「最後に、ドクロの巨大爆煙どかーん!!

鮫「何もかも水の泡やwww」

wwww

烏「そのw後w…」
鷹「ん?」
烏「ドクロ爆発の後の展開って言ったら…やっぱりw」
鮫「あれか、自転車キコキコかwww」
鷹「www私達の場合、5人乗りですかwww」
熊「兄さん、姫抱っこのまんまでキコキコwww」
鮫「雑技団かwww」
鷹「姉さんは、姐さん負ぶって…ですか?」
熊「ますます雑技団やwwwキコキコ漕いで〜」
烏「えっさ、ほいさ
鮫「えっさ、ほいさ
熊「えっさ、ほいさ…ってタツコノっちうのはそこに落ち着いてしまう
もんなんか?!」

鷹「…とすると、お仕置きするのは先代さん…」
鮫「いやもうwwwあっちのシリーズ無しや無しwww」

烏「までも、あの先代さん迎えてから火の中に消えるまでの展開は、ボク感動しましたよ!!」
鮫「そうかwww兄さんの活躍目立ってたがなwww」
烏「そんな事ありません、スティンガー最高です!!タツノコ史上に残る名悪役ですよ」
熊「なんや照れるなwwwおだてても何も出ぇへんで」
烏「いやいやいやいや、押しも引きも最高!!ボクDVD見て泣きましたから」
鷹「初見は、DVDですか」
烏「すんません…あの後、腕、左腕の傷、治すの大変だったでしょうね」

熊「んー、リハビリ加えて、完治三ヶ月っちう所やな」
鷹「傷自体は一ヶ月半…位で治りましたか」
鮫「せやな。神経組織切れてなかったんは流石姐さんや」
烏「はー、あの深手にしては、早かった方ですね。頑張ったんでしょうね」
鷹「リハビリ、かなり真面目でしたね、酒も飲んでなかったですし」
熊「ちゃうちゃう、あれはな、姐さんが飲まさんかったんや」
鮫「『飲むと、傷の治りが遅くなるわよ』って、何度か怒られてたwww」
熊「また姐さんに、怒られとったwww」
鷹「本人も、中々へこたれなくて、アマゾンでこっそり通販してましたね、ロマネコンティ」
鮫「それもバレとったやないかwww」
熊「あー、聞こえた聞こえた、アマゾンの荷物な姐さんが開けて」
鮫「『ほら、やっぱりパソコン部品じゃない!!』とか怒っとったwww」
烏「それってwwwなんかヤバイオモチャ買ったみたいじゃないですかwww」
鷹「姐さん、そういう所の鼻が利きますね、女性特有のインスピレーションでしょうか」
熊「女性…っちうよりは、あれや、オカン的なもんや」

鮫「俺も過去、オカンにやられたわwww」
烏「あー、ボクもです。なんで世の母親って、息子のエロ本探し当てるのあんなに上手いんでしょう」
熊「もうオカン・インスピレーション発揮やなwwwエロ本やのうてロマネコンティがボッシュートやったがww」

烏「なんかそれも、凄い舞台裏ですがwww…一歩間違えれば、左腕無くなった訳ですからね」
熊「せやな。本人はそれでも構わん言うてたが、もし無くしたらでかい代償や」
烏「あれー、もうちょっと仕掛け考えれば良かったのかなと…」
鮫「ん?例えばどういうこっちゃ?」

烏「いっそジタンダ負ぶって、上から羽織かけてジタンダの腕出してとか…」
鮫「二人羽織してどないすねん!!」
鷹「しかもそれ、背中もっこりしますからバレますよ」
熊「そなwそしたら姐さん、ジタンダ刺さなあかんやないかwww」
鮫「刺されるアイツよりも、刺さなあかん姐さんの方に同情するわ!!」
烏「wwwそれで、先代さんの前でザル蕎麦食べてみるとかwww」
熊「先代はん相手に、かくし芸大会してどないすねん?!www」
鮫「ざwるwそwばw」
熊「『箸、もっと右…もう少し上!!そこは鼻だ!!』とか言うんかwww」
鷹「もう何したいか分からなくなってますwww」

烏「でも、あの後ジタンダに総統名乗らせるよりは良かったんじゃないかと」
熊「…あー、あれな。総統名乗った事は別に気にしてへんねん」
鮫「それよりも、俺ら大変やったわ」
烏「はい?」
鮫「俺らとしてもよ、2週間もジタちゃん放任しとくつもりは無かったんや」
鷹「流石に、すぐネタバレ&救出は考えてました」
熊「なのにアイツ、居場所点々と変えるねん!!」
鮫「アジトの跡にいたと思ったら、すぐ消えて、俺らの墓にいた言うから行ってもまたどっか行きよる…」
熊「迷子はその場から動かんようにするのが原則や!!なのにアイツはあっちゃこっちゃもー」
鷹「仕方ないので、勲章授与まで待つと言う方針にしました」
鮫「ま、ドングリ出たなら、なんらアクション起こす思うたからな」

熊「そんなんが、48話から50話の裏舞台や、分かった?」
烏「はい!!凄く面白かったです!!」

熊「もしアニメ本編見ないでここ読んでしもうたら、かなり後悔するけどな」


                                    おわり 








「…ざるそばw」

「やめいw」